技術書典6で数学入門書(圏論)を頒布してきました!

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技術書典6について

 技術書典6とは、2019-04-14に開催された、技術書専門の同人誌即売会です。

頒布した本

 技術書典6では「せつラボ 〜圏論の基礎〜」という本を頒布してきました!

売り上げ

 以下を販売しました。

  • せつラボ 〜圏論の基礎〜
    • 物理本: 400部 + 予備14部(合計414部) - about-spare
    • ダウンロードカード: 100部
    • 電子本: 無限
  • 矢澤にこ先輩といっしょに代数!
    • 物理本: 100部 + 予備4部(合計104部
    • ダウンロードカード: 200部くらい?(前回のあまりなので数えてない)

 販売できた部数は以下です。 (ダウンロードカードは物理本が完売した際の保険であり、物理本が完売することはなかったので、未頒布になりました。)

  • せつラボ 〜圏論の基礎〜
    • 物理本: 223部
    • ダウンロードカード: 0部
    • 電子本(2019-04-17時点): 44部
  • 矢澤にこ先輩といっしょに代数!
    • 物理本: 65部
    • ダウンロードカード: 0部

 「数学」「圏論」という、技術書典ではニッチな分野で、この結果。 割とすごくないですか!?

買っていただけた皆様、ありがとうございます! ♨

得たもの

 この本は2つの目的がありました。 これは本のテーマにもなっています。

以下の2つです。

  • 「数学に入門したいけど、したことがない人。数学に興味がある人」を支援し、入門してもらう。
  • ηとμを知ってもらう。かわいく思ってもらう。

 223人ものひとが本書を手にとってくれたので、その分だけの達成を得られたと思います。

それは、けっこうな成功でしょう!

うまくいった試み

当日以前

 以下を施行しました。

 6名の方、本当にありがとうございました! :bow: これだけ手厚い助けをいただけたのは、6名の皆さんの親切心のおかげ、そして日頃からTwitterで活動をしていたからだと思います。

 また執筆中は、Twitterでの進捗報告を、まいにち欠かしませんでした。 報告は宣伝を兼ねていて、その日に行った加筆・修正をスクショして、上げていました

 インターネット活動、めっちゃ大事。

当日

 ワンオペはすなわち死、と聞いているので、やはりツテは大事だと思います。 4名の方、ありがとうございます! 🙏

 また売り子を頼むにあたって、以下を工夫しました。

  • 商品を2種類だけにして、DL版を別売にした。
  • 頒布物を1,000円で統一した。
  • 決済手段を、現金と公式アプリの2つに絞った。

これらは売り子さんだけでなく、買う側の購買意欲にも繋がったと考えています。 シンプルさは、おそらく大切。

次にやる試み

当日以前

 執筆については、今回めっちゃがんばったので、ほぼ言うことなしだと(少なくとも今は)思っています。 2つを除いて。

  • (技術的な原因により)文中の図の画質が低かったのを直す。
  • 執筆期間は半年以上で見積もる。
    • 本当の本気で執筆すると、これくらいかかる……ことがわかった。
    • 技術書典nが終わったあとに、技術書典n+1に向けてすぐに活動開始するのがよい。

当日

  • 数学わからない人向け・事前知識をほぼ要求しない」ことをもっと強調
    • そうすれば、もう少し客寄せできたかも?
  • ポップでの「1,000円」の表示が小さかった。
    • 数回「いくらですか?」って聞かれた。
  • 「巻末にダウンロードコードがついている」ことを、ポップあたりに書く。
    • むしろ会場特典として、ダウンロードカードを物理本に入れてしまって良いかもしれない。
  • 本が入ったダンボール(めっちゃ重い)を運ぶコロコロのやつを持っていく。
    • 今回頼んだしまや出版さんダイレクト入庫ではなかったので。
    • めっちゃ重い。

その他

 しまや出版さんには、毎度お世話になっております……。

細かい調整を、電話しながらやってくれるので、とってもおすすめです!

 最後に宣伝を。

 みなさま、本当にありがとうございました!


  1. 予備という形で、印刷所から幾つかの部数を余分に頂けることがあるのです。
  2. yagitchさんも技術書典6にサークル参加してらっしゃいました。yagitchさんの頒布本はこちら

筆者プロフィール

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aiya000(あいや)

せつラボ 〜圏論の基本〜」 「せつラボ2~雲と天使と関手圏~」 「矢澤にこ先輩といっしょに代数!」を書いています!

強い静的型付けとテストを用いて、バグを防ぐのが好き。Haskell・TypeScript。