SCP-1000-■■
- アイテム番号: SCP-1000-■■
- オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル
SCP-1000-■■はサイト■■の内の、浴槽付き人型オブジェクト収容室に収容されます。 ただし後述のSCP-1000-■■-Aによる能力の回避のため、監視カメラは撤去されています。
また当オブジェクトは魔術的技法に長けているため、20■■/■■/12現在、一時的な準雇用関係として協力関係にあります。
そのため当オブジェクトはサイト■■の共有食堂・バーチャル内庭・研究室■■の出入りを許可されています。
説明
SCP-1000-■■は女性人型オブジェクトで、15~18歳の少女の外見をしています。 ただしSCP-1000-■■の自己申告によれば■歳とのことです。
当オブジェクトは次の点において、異常性が認められています。
- SCP-1000-■■-Aの保有
- 魔術的技法の知識(ただし部分的)
1.について
■■都■■区■■■■において、都民から「街中に男性、■■、」との通報があり、、■■、収容に至りました。 本案件は、後述するSCP-1000-■■-Aの異常性が原因だと推測されます。
2.について
当オブジェクトの収容時にちょうど、同サイトに収容されるSCP-■■■の収容違反が発生し、当オブジェクトとの遭遇に至りました。
その際に、■■、当オブジェクトの部分的な魔術系の知識が発覚し、その後から一時的な準雇用関係にあります。
さらなる情報については、インタビュー-Xを参照ください。
インタビュー-X
、■■、。
SCP-1000-■■-A
SCP-1000-■■-AはSCP-1000-■■のあらゆる隙間から発生している、黒い影のようなもので、SCP-1000-■■を守るように巻きついています。
- 「隙間」の例
- 長袖シャツの内側(袖の中)
- スカートの内側(ショーツを隠すように)
SCP-1000-■■-Aの発生および異常性の発露は、SCP-1000-■■がなんらかの悪意の目線※aに晒されることで発揮されます。
ただしSCP-1000-■■の申告によると、SCP-1000-■■-Aの発生は、SCP-1000-■■の意図によるものではないようです。
実験-1: 暴力
当オブジェクト通報時の状態を再現するため、Dクラス職員を2名(以下D-9633・D-7171)と当オブジェクトを室内に配置しました。 万が一の場合に備え、警備員も数名配置されました。
D-9633とD-7171は非常に暴力な気質が認められています。
結果-1: 失禁と痙攣
D-9633とD-7171がSCP-1000-■■を視認し接近した時点でSCP-1000-■■-Aが発生。
その後両2名が失禁、痙攣し、気絶しました。
その後行われたインタビューでは「イライラしていたはずが、いつのまにか怖かった。とにかく怖かった。」と発言しています。
実験-2では暴力的気質が見られないDクラス職員を用い、暴力性をある程度誘発させ、同手順で当オブジェクトと配置しました。
その際のDクラス職員は「身が縮こまり、恐怖を感じました。」とコメントしましたが、痙攣や失禁は見られなかこと・後続の実験である種の暴力性を持たない者には反応しなかったこと・同手順のさらなる実験により、SCP-1000-■■-Aの異常性は「悪意に反応し、恐怖による認識的汚染を行う」ものだと推測されました。
以下、実験のうち重要だと思われるものを抜粋。
実験-5: 間接的な発露
実験-2の際にSCP-1000-■■と、発生したSCP-1000-■■-Aを撮影しました。
D-9633に撮影した写真を見せます。
結果-5: 失禁と痙攣
本実験により、間接的な発露の存在が確認されました。 動画による確認もされましたが、同様でした。
補遺-5
SCP-1000-■■-Aが発生していない状態のSCP-1000-■■を撮影する試みが行われました。
しかし肉眼ではSCP-1000-■■-Aが確認されない状態で撮影したにも関わらず、必ず目に入る位置にSCP-1000-■■-Aが写り込む現象が確認されました。
この現象について、調査-5が継続されます。
インシデント-XによりSCP-1000-■■の収容違反が発生したため、本調査は打ち切られました。
実験-6: 性欲
当オブジェクトとDクラス職員D-9393を同手順で配置。 D-9393には過度な性欲が認められる。
結果-6: 失禁と痙攣
性欲にも反応ことが判明しました。
実験-7: 、■■、
「悪意」のさらなる類別は、調査中です。
インシデント-Xにより打ち切られました。
インシデント-X
20■■/■■/24、何者かの襲撃により、当オブジェクトの収容違反が発生しました。
、■■、
監視カメラによる映像を確認したところ、■■■■■■■■。
財団の敵対組織による犯行が疑われましたが、当オブジェクト以外の収容違反が発生していないため、その線は薄いと考えられています。
追記:
20■■/■■/■■ 午後12時
■■県■■■■市■■■■のスーパーマーケットにて、買い物をするSCP-1000-■■、及び未確認の少女が発見されました。 その後の調査により、両名の住む一戸建て住宅が発覚。
同日午後20時
両名の外出中。 小規模機動班「アプローバル・デザイア」により、SCP-1000-■■の再収容が試みられました。
同日午後21時
緊急事態発生。 機動班「アプローバル・デザイア」の各班員がSCP-1000-■■-Aに発露。 撤退。
本件を受け、SCP-1000-■■の再収容は断念。 監視措置が取られることとなりました。
SCP-1000-■■の再収容方法について、現在研究が進められています。
- 発露には必ずしも視覚を経由する必要がないことが確認されました。詳しくは、■■、↩